- 裁定取引金額残高とは裁定業者による先物と現物の価格差を狙った取引の残高の事を指します。
- 投機筋が先物を買い上がると先物が現物よりも割高になり価格差が生まれるために投機筋の先物買いに対して裁定業者は割高な先物を売り割安な現物を買います。
その時にできた裁定業者のポジション金額の残高が裁定取引金額に当たります。 - 裁定残が増えてるという事はそれだけ投機筋の先物買いが多いという事の裏返しとも言えます。
- 直近の相場では1兆円超えると裁定残が多いと言われますが時代に応じて多い少ないの基準は変わります。 アベノミクス以降は0水準から3兆円の水準で推移している事が多いです。また、日銀のETF買いの影響で裁定買いよりも裁定売りの方が多いというのも見られるようになりました。
- 裁定売り残というのは裁定買いの真逆の取引になります。