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日経平均とは?
日経平均(英表記:Nikkei225)は、日本経済新聞社が選定しており東京証券取引所(東証)に上場している日本の主要な225銘柄の株価指数です。
日経平均は毎年2回、4月と10月に定期見直しが行われ日本経済新聞社が発表している「日経平均株価構成銘柄選定基準」に適合した企業が選定されます。
① 市場流動性の測定(高流動性銘柄群の決定)
② 市場流動性低下銘柄の除外(絶対除外基準)
③ 市場流動性が極めて高い銘柄の採用(絶対採用基準)
④ セクターバランスを考慮した銘柄の採用・除外(相対採用除外基準)
また、上場廃止などで見直しが行われる臨時見直しがあります。
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TOPIXとの違いは指数の算出方法の違いなります。
*日経平均はみなし額面方式で採用する、額面方式
*TOPIXは市場で流通する可能性の高い「浮動株」の時価総額をもとに算出する時価総額加重平均方式
要約すると
日経平均は企業の時価総額に関係なく、みなし額面が高い企業の影響を受けやすい
TOPIXは企業の時価総額が高い企業の影響を受けやすい
この二つが最も大きい違いになります。
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日経平均とTOPIXどちらを見るべきか?
結論から言いますと市場全体の実態を測りたいのであればTOPIXを見た方が参考になります。
日経平均は指数算出の特徴性から東証全体の株価と乖離が生じる可能性があり日経平均が上昇しているからと
言って東証全体の株価が上がっているとは限らない事はよくあります。
指数と市場の株価の歪みが生じる事から機関投資家のベンチマークは日経平均ではなくTOPIXを採用しているケースが多いです。
ただし、日本株🟰日経平均という市場のマインドが固まっている現在では日経平均の方が投資家心理を反映しているとも言えます。
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日経平均は何が理由で動くのか?
日経平均のトレンドを形成するのは大きく以下の条件が挙げられます。
①
アメリカ市場の上昇、または下落
②日経平均の指数寄与度が高い企業の上昇、または下落
③日経平均先物の断続的な買い、または売り
④日本企業の増収増益期待、または減収減益懸念