伸びない売買代金

本日の日経平均は565円安の32,773円と3日続落。売買代金は昨日より若干増えて3兆5000億円強とNYが動き出したにも関わらず伸びない。 ソシエネクストがストップ安になったのが引き金か半導体関連は全面安。 東証全体では80%と全面安で日経平均は25日線割れ、TOPIXはかろうじてキープ。日経が上昇している時も値下がり銘柄数が多い日もよく見受けられるのに 日経が下がった日には個別株は一緒にお付き合いと言うのは理不尽に思う人も多いはず。
引け後に発表された投資主体別売買動向では海外勢は3041億円の買越しで信託銀行は1331億円の売り越し、信託銀行は14週連続の売り越し。 個人は現物信用合わせて1000億円ほどの売り越し。 海外勢だが先物合算では合計1334億円の買越し 内訳は現物3041億円の買い越し、先物ラージ、ミニ、TOPIX合算で1707億の売り越し。 本日発表は先週分なので仮に明日、日経平均が大幅高でもしない限り今週は売り越しというのは想像がつく。

先物手口では久しぶりに面白い形が出来た。4月から売り越しが続いてきた SBI証券の225 ミニ9限月が本日3ヶ月ぶりに買い越しに転じた。ラージの方はまだ大幅売り越しだがラージは逆張りの傾向は殆ど見られないので群集心理 を表す指標にはあまり使えない。だから上がるとか下がるとかではなて押し目を待って群衆が買える時点で相場のエネルギーがなくなったと言う事が言いたい。 また、6月中旬より大いに注目している売買代金も基本は右肩下がり。本日は500円以上も下がったのに売買代金が増えない日々。 先物、現物どちらもエネルギーが無くなってきている。
アメリカの10年債利回りが4%に近いているので FEDウォッチを見てみると7月会合では7月6日時点で90%の確率で0.25%の利上げを織り込んでいる。 こんな状況下でナスダックが年初来30%もNVIDIAなどの数銘柄で指数を牽引しているのは 日米とも変わらない。