日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

相場の転換点の典型的な例

7月7日の日経平均は384円安の32,388円と4日続落。売買代金は昨日より若干増えて3兆8000億円。 ただしソシオネクスト1銘柄で2000億円以上の売買ができているで全体では伸びていない。 値下がり銘柄数も全体の70%以上と昨日から引き継ぎ値下がり銘柄が目立つ。

いつも決まっての話だが相場が転換点を迎える前に共通する点が複数あるので今日はそれをまとめてみた。

1、民放で「○○年ぶりの高値、安値」「○○年以来の円高、円安」と日頃、株や為替の話をしないニュース番組が1ヶ月以上株や為替について報道する。
2、SNSなどで「今の相場は異常だから買ってはダメ、売ってはダメ」というコメントが目立つ。
3、大手証券会社が「1600億年に1回」とか宇宙レベルの話を持ち出す。
4、株を買ってる人や空売りしてる人の人格否定。


相場はいつも異常です。分析を諦めて本能的な感覚で語ってるだけで強烈な上げや下げの残存現象が脳に焼き付かれているからこそ出てくる言葉。 日経平均4万円とかをよく記事で見るが突っ込みたい所が水準では無くてなぜ、今このタイミングで言う? 先週書いた事だが2015年に2万円を付けた時に「3万円」と騒いでから6年かかった。相場は同じ事を長期間では繰り返す習性があるので 同じ期間のサイクルで動くなら2027年くらいになる。仮にそのシナリオだとしても達成にどれだけのドラマがあるか全く想像がつかない。 15000円まで落ちてから4万円も十分にあるという事。

アベノミクスのチャートでは5月23日の俗にいう5.23ショックから20%弱の調整があった。 日経平均がどん底レンジでエネルギーを貯めて駆け上がった相場であれ値幅を伴って上がったからこそ20%弱という大きい調整幅が出た。半年間上がり続ければ、 バブルであれなんであれ必ず訪れるのは調整。