日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

正常化しだした相場

7月21日の日経平均は186円安の32,304円と続落。トピックスはかろうじてプラス。NT倍率は2ヶ月ぶりの低水準。 売買代金は3兆1,288億円と3兆円台を回復。5日線と25日線の膠着が来週前半までは続くと思っていたがあっさり5日線割れ。

日経平均が今日大きく下げたのは前日のアメリカ市場でナスダックが2%以上、半導体指数SOXが3%以上と大きめの下落があったが故に半導体関連銘柄が 大崩れしたのが原因でアメリカに素直に動く相場に戻りつつある値動きになり出してきた。 2ヶ月ほど前ならこういった外部環境でも日経平均が暴走してTOPIXが上がらない東証プライムは全面安という謎な動きをしていたが素直な流れになり出したのは良い傾向。 良い傾向というのは上がるとか下がるとかいう意味ではなく相場が正常化に戻ったという事が言いたい。 何度もいうが日本だけの力で32000円から33000円のレンジを抜けるのは日銀のYCCの修正がない限り日本単独では極めて難しい話であってYCCは7月は据え置き観測が強い (日銀は市場との対話ができないので全く当てにはならんが)ので、やはりアメリカ株の力が必要である。 来週の金融政策決定会合で相場は大きくぶれると思うがレンジ変えるような事は現状維持では難しいと思う。

本日発表された投資主体別売買動向では海外勢は現物は2793億円の買越し、ただし先物は当サイト計算で500億円ほどの売り越し。 これで先物は7週連続の海外勢売越しになる。日経平均が上がらなくなった原因はやはり先物を海外勢が買い上がるのをやめたというのが最大の原因。 先物を売っても日経平均が32000円台をキープできているのも先物を現物に置き換えているからであって上値を買い上がる気は今のところ全く感じられない。 直近はハイボラ相場が続いているがNYダウが本格的に動き出すまで上下にブレているだけと冷静に見るのが無難だろう。

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