日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

注目のアドバンテスト

7月26日の日経平均は14円安の32,704円と小幅続落。昨日は18円安だったので連続でここまで小幅にとどまるのは非常に珍しい展開。 更に売買代金は2兆7807億円と3兆円を大きく割れてきたので完全にビックイベント待ちという状況。

注目のアドバンテストの決算発表が引け後に発表されたが通期の上方修正なしというのが非常にインパクトが強かった。 株価が倍以上になったのに上方修正がなかったのは非常にネガティブサプライズ。誰も上方修正は期待はしてなかったと思うが 株価は大幅上方修正を織り込んだ水準なので。。。また進捗も想定を下回り下期に奇跡でも起きない限り上方修正は不可能なレベル。 やはり、日経平均を釣り上げる為の道具に使われていただけというのはホボ間違いながアドテストが柱だっただけに本当に日経平均大丈夫か? と思う。ごく一部の銘柄に極端に偏りすぎているが故に余計心配になってはくる。 とは言ってもNYダウが大崩れしない限りは日経平均の大崩れもないと思うのでやはり今後のNYの値動きには注目したい。 ただし、今の日経平均はアメリカ株と比べると相当武が悪いという事。

1、アメリカ株が上昇した場合

アメリカ株へ資金が流れて日本株はアメリカの半分かヨコヨコほどしか上昇しない。

2、アメリカ株が下落した場合

リスクオフの流れで日本株も大きく売られる。しかも今年上げが大きかった分下げも大きい。

アドテストの決算を見る限り日本の企業のこれからの決算はあまり期待しないほうが無難だろう。 では、なぜ日経平均がこんなにも4月から上がったのだろう? シンプルに考えればヘッジファンドが儲ける為。彼らは顧客から預かった資金の絶対パフォーマンスを求めるので世界の投機市場を探して 利益を叩き出そうとする。今回たまたまバフェット効果や植田日銀現状維持、PBR1倍割れ是正というネタを使って日経平均を吊り上げただけであって深い意味はない。 市場全体は脆く現物の個別株は今後も本格上昇は期待薄でありマザーズ指数に至っては上昇の可能性はゼロに近い。 要約、今までの日本市場に戻ったと考えるのが無難だろう。

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