日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

おんぶに抱っこの日本株

7月27日の日経平均は222円高の32,891円と反発。売買代金は3兆2267億円と昨日よりも多く大台の3兆円を回復。 FOMCで特にサプライズ感はなく無風で通過したのが指数売りヘッジの買い戻し材料になったのだろう。

日銀金融政策決定会合(長い名前だから略語欲しい)とは違いFOMCでは市場を混乱させない為に事前に情報を流しマーケットに織り込ませて市場を安心させる賢い選択だといつも脱帽する。 日銀は逆で、植田総裁は前回の会合後の記者会見で「YCC変更はある程度のサプライズはある」と全く市場と対話はする気はなさそう。。 そもそもYCCにここまで過剰反応になったのも昨年12月の会合でサプライズYCC修正なんて行うから市場が疑心暗鬼になってしまった。。 YCCでここまで過剰反応するならETF処分なんてどれほど巨大なインパクトになるかわからん。日経平均先物のストップ安売り気配は覚悟が必要だろう。 言い方変えるとサプライズでやる気満々の危険な爆弾を抱えてるマーケットなので正直安心して投資はできない相応のリスクは覚悟。

本日は木曜日なので投資主体別売買動向が発表されたが海外勢は現物先物共に ほぼフラットに近い状態だった。先週は大きい動きは無かったのでほぼ予想通りの結果となり今回発表分は特に気になる点はないが、あるとすれば信託銀行が 16週ぶりに買い越しに転じたぐらいで特に相場のトレンドを測る部分はない。

最も気になる点がNYダウが36年ぶりの13連騰という記録を見せた方がすごい。 もし仮にこのNYダウの上げが本物であれば日経平均も仮に減益であれ今の株価水準は正当化される事になる。 何度も言うが日経平均が凄いのではなくて海外市場が強いから釣られているだけであって日経平均を評価して33000円という価格帯を維持できているわけではない と言うのは絶対に忘れてはいけない。 落としすぎた日本株をグローバルパッシブファンドが比率を調整したのとCTAによる暴力的な買いだけが日本株の支えであることは間違いない。

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