株式
長い下髭をどう評価する?

8月17日の日経平均は140円安の31,626円と続落。 売買代金は3兆2976億円と直近と比べて低水準が続いている。
本日は、前場に日経平均が450円以上の下落を見せて完全にレンジ底割れかと思ったが10時30分の香港ハンセン指数が始まると 急速にリバウンド相場に入り出した。32000円少し割った位のレンジ相場を見通していただけに31500円を割り込んだままの水準で 引けていればレンジの水準が変わったと判断して作戦の練り直しも考えたが長い下髭をつけて戻したという点では、今のところ一時的なノイズと 読んで引き続きレンジ相場継続という戦略変更はない。 また、売買代金を見ても直近お盆休みのせいかは分からないが商いが少ない中、買いが入らず売りに押されただけとも見れるので余り 深く考えない様にした方が良いだろう。
本日、発表された投資主体別売買動向では8月第2週は海外勢は現物1799億円買い越し。
先物現物合算では先物808億円買い越し、 現物先物合計2608億円買い越し。
という状況になっていて特に大きな動きはない。また、今週も下がりこそしたものの商いが多くないので売りに一方的に偏っている感もなさそう。

次にテクニカルになるが、 本日の下げで下髭で切り返しはしたものの一時的にとは言え、日経平均は75日線を大きく割り込んだのは少し気になるところ。
ただしTOPIXのチャートは75日線を1ポイント瞬間風速的に割り込んだもののキープ。むしろ、わざと狙っているのじゃないかと疑いたくなるくらい綺麗にタッチ。 日経もトピックスもチャートが大崩れはしていないので引き続き、レンジ相場を想定したい。