株式
1週間の下げの原因

8月18日の日経平均は175円安の31,450円と続落。 売買代金は2兆8832億円と7月26日ぶりの低水準。
早朝に中国の広大集団が連邦破産法15条を申請したニュースが飛び出て、それを一番最初に織り込む東京市場はどうなるかと思ったが、 ほぼ寄り安。その後も下げ幅縮小して一時プラスまで戻したが終日前場の安値を割り込む事なく一進一退の状態。 この動きを見ていると今週の下げは広大集団の破産を先に織り込みに行っていたような下げだった。 真偽はどうであれ市場は全くもってサプライズ感はなく、むしろTwitterのトレンドでリーマンショックなんて単語が出てきたので 逆に上げの可能性も出てきた。どちらかと言うと、この流れは2010年のドバイショックに近い感はある。

また日頃、注目している売買代金も底と判断できる水準まで下がってきたので来週以降売買が盛り上がれば相場も面白くなってくるだろう。 底割れのリスクは十分あるがリスクないところに利益なしという言葉がある様に一旦は買いで出動してみるのも面白いかもしれない。 今の相場が不安を助長されるのがマーケットの値動き。毎日、吹いた後は数時間ジリ下げが続いて安値を割り込むを 何十回も繰り返していればマインドが相当ネガティヴになる。しかし、その値動きの本質は売買代金の少なさからきているのであって 本腰を入れた売りなら毎日500円や800円,1000円と暴力的な売りが入り売買代金も4兆円,5兆円クラスまで跳ね上がり気がついたら 20%下がっていたという流れになっているので、今週の下げと広大集団問題は気にせず引き続きレンジ相場という見方で挑みたい。