ジャクソンホールで商い復活なるか?

8月21日の日経平均は114円高の31,565円と4営業日ぶりの反発。 売買代金は2兆5854億円と金曜日よりも更に薄商い。
午前中は10時15分に中国の利下げニュースが入って日経平均は一時マイナスまで沈む場面があったが、その後は持ち直し300円高まで駆け上がったが 後場からいつものジリ下げが始まり結局は114円高で引けた。 「中国の利下げだけで相場ブレますか?」って突っ込みたくなるが商いが薄い中、先物を乱高下させて利益を狙うCTAからしてみれば 「なんでも良かった。」という返事が返ってきそうだが。。。
ここ2週間くらい後場になると日経平均がジリ下げを起こすパターンが多いが理由は単純で 出来高が少ないからちょっとした売り物で簡単にジリ安になってしまうだけであって特に今の値動きは気にする必要はないでしょう。
今日1日の先物の値動きだけを分析するのであれば午前中CTAが乱高下させて遊び散らかし後場に入れは誰もいなくなり買いよりも売りの方が多かったからジリ下げした というのが私の感想です。
むしろ一番気になるのがいつになったら商いが復活するか?という点であって木曜日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長による講演前後で商いは 復活できるか?に注目している。
ジャクソンホールは去年のトラウマがあるので今年も事前に警戒はされるが警戒されればされるほど特に何もないというパターンが多いので正直あまり気にしすぎない 方が良いだろう。
そもそも、ジャクソンホールが注目される様になったのが2010年にバーナンキFRB議長がQE(量的金融緩和)を行う旨を講演中に伝えたのが発端で、それ以前は ジャクソンホールの「ジ」の文字すら聞いた事がなく全く注目されなかった存在だが13年間もジャクソンホールネタを続けている方が不思議で仕方がない。そろそろ賞味期限は近いと思うが。
今後の相場展開だが今は典型的な夏枯れ相場であって、 下がっても悲観せず上がっても楽観せずに相場に挑みたい。