出来高が回復しないと。。

8月24日の日経平均は276円高の32,287円と4日続伸。 売買代金は2兆9084億円と3兆円の節目の回復ならず。
寄り付きこそNDIVIAの決算を受けて半導体関連に買いが入ったもののアドバンテストとソシオネクストは寄り天で陰線に逆に東京エレクトン、レーザーテックは 陽線で引けるという明暗がハッキリ残った格好。そもそも生成AIと日本の主力半導体関連株が業績の裏付けになるとは誰もが思ってはいないが材料としては使えるネタ。 本日の動きは全く気にする事は無いが、前回のNVIDIAの決算時のアドバンテストの過剰感応と比較すると生成AIネタもそろそろ賞味期限だろうか??
むしろ一番警戒しなくてはならないのが売買代金が節の目3兆円を回復できなかったという点。
流石にエヌヴィディアの決算ネタで3兆円を大幅に上回ると思っていたが 2兆9000億円と思ったよりも少なかったので、現状の出来高では確実に戻り待ちの売りに押される。ここから上を買い上がるのは部が悪い。
最近、TOPIX先物の売り越しが続きまくっているゴールドマンサックスだが、 本日の先物手口は3,876枚の売越しと9日連続の売越し。
8月14日 -1,669枚
8月15日 -2,750枚
8月16日 -2,198枚
8月17日 -3,479枚
8月18日 -3,876枚
8月21日 -1,009枚
8月22日 -680枚
8月23日 -2,148枚
8月24日 -3,876枚
合計売越し枚数 21,685枚
概算金額ベース 4800億円ほど
1機関でこれだけ長期の売り越しは非常に珍しい。1機関で相場のトレンドを作るのは無理だと思うが、これだけ売越しが続いているのは少しは気にはしたい所。
木曜日なので投資主体別売買動向が発表されたが海外勢はなんと7415億円の売越し、 先物も概算値で2069億の売越しで現物先物合算で1兆円近い売越し。現物がこれだけの売越しになるのは2023年3月第2週のシリコンバレーショック以来の大きさ。 先週は週間で日経平均が1000円ほど下がったので当然と言えば当然だが。海外勢の売りに買い向かったのが事業法人の3210億と個人(信用+現物)3557億円。 この手口を見ても、ホボ間違いなく戻り売りは出る。やはり32000円割れの安いところで買った物は利益確定売りしたい。