日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

値嵩株が下げ止まるまでは

9月6日の日経平均は249円安の32,991円と9日ぶりの反落。
TOPIXは9.15ポイント安の2,383と日経と同じく9日ぶりの反落。 売買代金は3兆6493億円とメジャーSQ前日という事もあってか普段よりも若干多め。

本日、投資主体別売買動向(海外勢現物先物合算)が発表された。

海外勢
現物 +3393億円
先物 +4744億円
現物先物合算 +8137億円

中身をみると一番驚いたのが先物が当サイト概算で4744億の大幅買い越し。特に日経平均型が多く、直近はTOPIXが日経平均と比べて強かったので日経平均先物の買い越しは少ないと読んでいたがこれほどの金額になるとは想定外でした。
現物は3393億円の買い越しと少ないのにTOPIXの方が強いという謎の現象が起きていたので他に買いを極端に入れた主体はいないか投資主体別売買動向(現物のみ)を確認してみたら 特に偏った主体はなく先週の上げ方には疑問が残る。考えられる可能性は、出来高が多くない中フラフラ戻しただけと考えるのがベターだろう。明日、金曜日に大幅安でもしない限りは今週も海外勢は買い越しになると思うが 今日の手口を見る限りでも思ったよりも海外勢は日本株を買っていない可能性があるので今のTOPIXの急上昇を海外勢が本格的に日本株を買ってきたとは、まだ断定できない。

相場の中身を見てみると日々注目しているアドバンテストは6%以上の急落と日経平均を80円以上押し下げた。またキーエンスも心理的節目である6万円を割り込んだ。 先々週あたりから値嵩株が本気で弱い相場が続いている、今まで日経平均を牽引してきた銘柄がこれほどまでに弱い中、日経平均が高値を取りに行くことはかなりの難題だと思う。
32500円よりも上は利益確定売りの水準であり「買い上がる水準か?」と言えばリスクが高すぎるので値嵩株が下げ止まるまで買いは控えるのが無難だと思う。

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