日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

金利高長期化懸念

9月11日の日経平均は139円安の32,467円と3日続落。
TOPIXは1.46ポイント高の2,360と小幅反発。
売買代金は3兆1365億円と月曜日という事もあり大幅減少。

本日は早朝から為替でドル円が147円台後半から146円台後半まで一気に円高に触れた事が原因か日経平均先物は金曜日夜間の引値よりも90円ほど 安く寄り付いた。巷で言われているのが読売新聞が植田総裁のインタビューで「物価上昇に確認が持てたら金融正常化」という報道が引き金と言われている。 それが原因かはわからないが今日も値嵩株は全面安。特にキーエンスはここ最近下げが続いて反発らしい反発も見られていない。キーエンスは海外投資家が先行して売買する 銘柄なので日経平均の先行指標として機能しているが故に、現状ではとても日経平均銘柄に押し目買いを入れられる状況ではない。
また、アドバンテストも金曜日あや戻しがあったが本日、早速反落。アドテストも日経平均を先導してきた銘柄でそのアドテストが大崩れしている今、買いは手出し無用。
更にマザーズ指数に至っては、連日売りが止まらず下値目処など全く立たない状況。
逆に今日も強かったのが金融株。三菱UFJは脅威の4.29%高と連日年初来高値更新。

ここまで個別株で金利高の恩恵を受ける銘柄が連日買われ、ハイバリエーション株が売られ続けるという明暗がハッキリと出てきているのは、ホボ間違いなく 金利の上昇を本格的に織り込み出している流れでありこの流れは当面は続くと思います。
アメリカの10年債利回りも4.3%に近いてきて金利爆発秒読み段階に入ってきた。 FEDウォッチを見ても来年2024年の3月までは利下げはホボないと市場は読んでいて高金利の長期化を市場は予想している。
マーケット関係者は利下げの可能性、可能性と何の根拠もないまま減益企業を「生成AI」と祭り上げて相場を吊り上げるのは、90年代に流行った「エイズ関連」相場と全く同じで、 フマキラーやオカモトなどが何の業績の裏付け根拠も無しに買われた相場と今は全く同じであり賞味期限が切れたら即撤収。
結論を言えば、今の相場は様子見に徹底するべき。

コンテンツランキング
1位 日経平均 PER PBR EPS
2位 コンテナ運賃指数推移
3位 バルチック海運指数推移
4位 日本10年債利回り長期チャート
5位 東証プライム売買代金推移
6位 米国10年債利回り長期チャート
7位 S&P500 PER PBR E
8位 日経平均長期チャート
9位 日経平均移動平均乖離率推移
10位 裁定残推移金額ベース