日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

大方の予想通り現状維持

9月21日の日経平均は168円安の32,402円と4日続落。
TOPIXは7.14ポイント安の2,376と続落。
売買代金は3兆8813億円と前回の金融政策決定会合時は売買代金が5兆円を超えた事を考慮すると大幅に激減。

注目の日銀金融政策決定会合では大方の予想通り現状維持となり特にサプライズはなかった。
昨年12月のYCCサプライズ修正以来、日銀金融政策決定会合はビックイベントとしてボラタイルな動きを見せていたがようやく 落ち着きを取り戻し出した。

NT倍率は21日も低下傾向で、年初来安値更新。

値嵩株の代表格
(6861)キーエンス 0.66%安
(6857)アドバンテスト 0.54%高
(8035)東京エレクトロン 0.44%安
(9983)ファーストリテイリング 0.87安

銀行株
(8306)三菱UFJFG 0.99%高
(8316)三井住友FG 1.14%高
(8411)みずほFG 1.35%高

金融政策決定会合で過熱感がある銀行株に利益確定売りが出るかと思ったら銀行株は全体的に高い。
いわば、金融政策決定会合をネタにした売買に市場は賞味期限切れを感じているのだろう。

月曜日が祝日だったので金曜日に投資主体別売買動向が発表され注目の海外勢の動向は、

現物 2781億円の売越し
先物 4380億円の買越し
現物先物合算 1598億円の買い越し

現物は大幅売り越しだったが、先物は4380億円の買い越しと非常に大きく先週の不自然な上げは先物主導だったという事が裏付けられた。 ただし、今週に入ってから指数は下げ基調なので先週買った分の先物は今週は売り越しに転じている可能性は非常に高い。 8月から海外勢は全くと言っていいほど現物を累計で買い越してきておらず先物に指数は振り回れれる展開が続いている。 TOPIXこそ高値を取り続けているが日経平均は全くレンジから抜け出せずにいる。 8月に入ってから非常に目立つのが空売り比率の大幅低下と裁定売り残の大幅低下。 裁定売り残はついに0株に突入して先物売り筋と株の空売り筋は退場してしまったと思われる。
市場参加者が偏ってしまうと大きな揺り戻しがあるのが相場の常なのでやはり秋は警戒しておきたい所。

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