指数は穏やかだが指標は破天荒

9月25日の日経平均は276円高の32,678円と反発。
TOPIXは9.84ポイント高の2,386と日経平均と同じく反発。
売買代金は3兆1720億円と月曜日という要因もあってか大幅減少。
金曜日のNY市場では
NYダウ
S&P500
ナスダック
3指数揃って続落した。
S&P500指数の日足は非常に形状が悪く、アメリカ長期金利も4.5%に迫る水準。
東京市場は朝方こそマイナス圏まで行ったが9時半ごろを境目に急速に値を戻し、その後は終日堅調な展開だった。
9月と10月の秋は非常に相場が荒れやすく、もし仮にこのタイミングでNY市場が本格調整に入れば日本株も巻き込まれる事は間違い無いので非常に重要な局面。
個別株に目を向けてみると NT倍率は反発で
値嵩株の代表格
(6920)レーザーテック 3.87%高
(6861)キーエンス 0.66%安
(6857)アドバンテスト 3.87%高
(8035)東京エレクトロン 2.59%高
(9983)ファーストリテイリング 0.05%安
銀行株
(8306)三菱UFJFG 2.51%安
(8316)三井住友FG 3.27安
(8411)みずほFG 2.73%安
という傾向になっており全体的にバリュー株売りハイテクグロース株買いと先週までの流れのリターンリバーサルが起きた1日だった。
このリバーサルのトリガーとなった理由が全く分からないが無理やり理由をつけるのであれば先週のSOX指数が反発した事くらいだろうか??
裁定取引金額残高は、売り残の金額が0円と滅多に見られない水準まで下落してきた。
空売り比率の低さや裁定残を見てもどれほどまでに売り方が悲観して絶望的になり戦意喪失しているかという事が分かる。
また8月後半からの不自然な上げの後、調整らしい調整を入れなかったせいで騰落レシオは2023年09月25日時点で 141.18まで迫っている。
今の東京市場で指数だけを見ていると安定して穏やかだが中身は結構レッドゾーンを振り切っている部分はあるので相場への積極的な参加は見送りたい所。