荒れる2日新甫

10月2日の日経平均は97円安の31,759円と3日続落。
TOPIXは12.89ポイント安の2,332と4日続落
売買代金は3兆7015億円と月初という事もあってか普段よりも若干多め。
昔から相場では2日が月初めの営業日だと相場は荒れると言われているが本当に今日は荒れた。
朝はアメリカの政府封鎖見送りと日銀短観をネタに買いで仕掛けてきたが午後になると一気に売り崩しを入れてきて高低差は642円と大きめの値幅が出た。
逆な言い方をすれば、政府封鎖見送りと日銀短観ネタだけで日経平均が500円も上がっていた方が不自然と言えば不自然だが。
個別株に目を向けてみると
値嵩株の代表格
(6920)レーザーテック 1.65%高
(6861)キーエンス 0.03%高
(6857)アドバンテスト 2.87%高
(8035)東京エレクトロン 1.27%安
(9983)ファーストリテイリング 0.36%安
銀行株
(8306)三菱UFJFG 1.53%高
(8316)三井住友FG 0.72%高
(8411)みずほFG 1.02%高
半導体や日経値嵩株は高安まちまちだがチャートは陰線か長い上髭ばかりで非常にチャート形状が悪く日経平均と同じ様な日足チャートが多く見られる。
今日の指数の下がり方は明らかに先物にまとまった大口売りが断続的に出てきた現象だったので本日の先物手口で売りに極端に偏った業者は誰だ?と見てみたが TOPIX先物や日経平均先物を極端に偏らせた業者はなかったので1機関が断続的に売ってきたという感じではなさそうだ。
ただ、10月に入り新規の資金フローが入ったかと見せかけて叩き落とすというのは月初から幸先が悪いスタートになってしまった。
先週、相場観を更新できなかったので少し遅いが9月第3週の海外勢動向を確認してみると 海外勢の動向は、
現物 9131億円の売越し
先物 6484億円の売越し
現物先物合算 1兆5616億円の売越し
という結果になった。
現物株に至っては配当金の税制上の都合で海外勢は3月と9月は大幅に売越しになる事が多いのでスルーで大丈夫だが先物の大幅売り越しは、その前の週に日経平均を暴力的に吊り上げてきた分を 一気に吐き出した値動きそのままになっている。
日経平均は32000円を割り込むと33000円超えまで一気に戻して、その後は32000円割れまで下落してまた戻すを数ヶ月間続けているがいつまでもこんな事が続くはずがなく、 更に秋は相場が大荒れする時期なのでレンジ相場もそろそろ終焉を迎える時がやってきても全くおかしくはない。この秋はしっかりとシートベルトを閉めて相場に挑みたい。