あとはNY市場次第

10月30日の日経平均は161円高の30,858円と反発。
TOPIXは22.48ポイント高の2,253と反発。
売買代金は4兆6793億円と金融政策決定会合により大商い
昨日の夜間に日経のリークにより日経平均先物が夜間に30800円から30400円まで400円以上の急落を演じて、日中はYCC修正はある程度織り込み済みになったので思ったよりも 市場は乱高下はなかったが、正直思う所は前の日のNYダウが500ドルも反発した事が相当のクッションになったのではないでしょうか?
何のアナウンスメントもなく突然奇襲を仕掛けていた今までの日銀に比べれば相当マシにはなった感じか。。。
むしろ情報をリークさせているのは引き締め方針への舵きりを前提に置いているから市場への影響を軽微にする為にリークさせているのではないのか?と思ってしまう。
仮に本格的な引き締め方針なら2013年から続いた指数だけが高値を取り続ける相場が終わりを告げて個別株相場に移行という可能性も十分あり 指数は10年スパンの長いレンジ相場に入り、個別株の絞り込みが行われる相場展開だろうか??
引け後に10月31日時点で年初来株価が倍近い水準にあるアドバンテストの決算発表があったが市場予想を下回る決算で通期の見通しすらも下方修正してきたので ハイテク株は今年の回復は相当厳しい展開になってきた。
問題は、ハイテクの構成が高い「日経平均が今年高値を取っていけるのか?」と聞かれると業績だけで判断するのであれば日経平均も厳しいと思います。
相場が相場なだけに指数だけ無理やり買い上げれば話は別かもしれませんがアメリカ市場が調整色が強い中では、それも難しいのではと思うのだが。。。
日経平均は30,500円に近づくと謎の底堅さを見せてリバウンドを繰り返しているがアメリカ市場が大崩れしなければ30,500円は鉄板の様に硬いだろうが仮にNYダウが更に下げ幅を拡大するので あれば、30,500円は割れてしまうのでアメリカ市場を特に注意して行きたいと思います。