日経平均と世界の株価
日経平均と世界の株価

株式と債券

11月7日の日経平均は436円安の32,271円と反落。
TOPIXは27.55ポイント安の2,332と反落。
売買代金は3兆9299億円と昨日と比べ1兆円以上の減少。

昨日のNY市場は3指数揃ってプラスで引けたが日経平均は4日で2,000円以上、上がった反動と戻り待ちの売りが出たかのか終日軟調な展開だった。
東証プライムの値上がり値下がり銘柄数を見ても値下がり銘柄数が1241銘柄と全面安に近い状態だった。
個別株では昨日、決算発表で自社株買いの発表が無く昨日11%急落した川崎汽船が今日も3%安となり、 売買代金トップのレーザーテックは逆行高。

直近のNY市場でナスダックは7日続伸で7%の急騰を演じたが、金利が急低下しかとか言われているが 逆イールドのチャートを見ると非常に不思議な現象が見て取れます。
2021年11月にナスダックが史上最高値をつけて下落基調が始まった時は、2年債と10年債の利回り格差が縮めば、それに引きづられる様にナスダックが下落したが、 2022年12月に底をつけてからはワニの口の様に逆相関な値動きになってきているのですが、正直この動きは謎ですね。
短期債と長期債の金利差が縮まるという事は、景気後退で将来低金利時代が長引くを織り込んで10年先の債券利回りが低下(債券買い)が起きて短期債と長期債の逆鞘が起きる事を指し、 それが俗に言う逆イールド発生と言われるが、その逆イールドとナスダックが相関関係がある時は景気後退を織り込んでハイテクグロース株の比率が高いナスダックが売られるというのは教科書通り。
しかし、今年は逆イールドが縮めば縮むほどナスダックは上値が重たくなり逆イールドが深くなるとナスダックが上がり出すという謎の現象。
いわば債権と株式で意見が真っ二つに割れているという事です。
これだけ株と債権の言ってる事が正反対だと、どちらかに転んだ時が相当なエネルギーになるので非常に怖いが、それがいつどのタイミングで来るのかがなかなか読めずに四苦八苦している現状です。

コンテンツランキング
1位 日経平均 PER PBR EPS
2位 コンテナ運賃指数推移
3位 バルチック海運指数推移
4位 日本10年債利回り長期チャート
5位 東証プライム売買代金推移
6位 米国10年債利回り長期チャート
7位 S&P500 PER PBR E
8位 日経平均長期チャート
9位 日経平均移動平均乖離率推移
10位 裁定残推移金額ベース