株式
日経平均と日本株は別物

11月9日の日経平均は479円高の32,646円と大幅反発。
TOPIXは29.17ポイント高の2,335と反発。
売買代金は4兆0443億円と昨日よりも大幅減少。
朝方は昨晩のNY市場で3指数が高安まちまちだった事から小幅高でのスタートだったが寄り付き後の騙し下げから急速に値を戻し後場には一時500円高まで急伸した。
明日のSQに絡んだ売買が本日の不自然な上げを演じたと捉えていますが、11月の第二木曜日の引けでファストリの決算発表がないので明日のSQは先月みたいな急騰の可能性は低いかと 思いますがSQ値確定後はNY市場に大きな動きがない限り明日も値動きの予測が難しい1日となりそうです。

本日の日経平均の急上昇でまた、NT倍率が14倍回復寸前まで来ていますが、これが日経平均のファンダメンタルズでの適正水準をわかりにくくしている決定的な原因です。
日経平均=日本株というイメージが強いが
日経平均を日本株と捉えるのであれば欧米諸国と比較して日本株は割安感はない
TOPIXを日本株と捉えるのであれば欧米諸国と比較して割安感はある
10月の後半から日経平均の加重平均PERが100円以上、上昇しているのは
業績の上方修正ではなくてNT倍率の上昇になるので今後発表される第二四半期決算で上昇修正があるかが鍵となるでしょう。