いつまで続くNTバブル

11月13日の日経平均は17円高の32,585円と小幅反発。
TOPIXは1.60ポイント高の2,336と小幅反発。
売買代金は4兆1106億円と月曜日とホボ同水準。
朝方、日経平均先物が8:45分に不自然に高く始まり33,000円タッチをしてから終日通して右肩下がりの展開で指数を牽引した東京エレクトロンも 寄り天に近い状態で日経と同じく終日右肩下がりの1日だった。
個別株では資生堂がコンセンサス予想を下回る下方修正を発表でストップ安で引けた。
資生堂はバリエーションが高かったが故に仕方がないと言えば仕方がないが、今の相場は日経平均が強い相場なので仮に資生堂も指数寄与度が高ければ裁定買い入りストップ安は免れた可能性はあったと思うが。。
先週末のNY市場ではSOX指数が4%を超える急上昇を見せて週明けの東京市場で NY市場の上げを織り込んだ格好だがSOXが4%もの急上昇を見せた特段の材料は見当たらず東京市場に限らずNY市場も直近は謎の動きが多い。
ヘッジファンドによる仕掛け的な買いか、ヘッジファンドの45日前ルールで12月末に解約を迫られたポジションクローズの買い戻しかは分からないが、 何らかの大人の事情があった可能性も考えられます。

今後の日経平均ですが、どうしても強気一辺倒になれない理由が、半導体の業績とアメリカ市場。
本日の東京エレクトロンも上昇で引けたが現実問題、決算は大幅減益という事で来期以降もどうなるか全く分からない状態。
アメリカ市場に至っても金利や企業業績からしてもファンダメンタルズでは買えない状態。
日経平均は25日線,75日線,200日線を超えて推移しているのでテクニカル的には良い形になってきたが、日経平均(指数の上位は半導体が占めている)のファンダメンタルズは決して良いとは言えない状況です。
以前より指摘しているが日経平均寄与度が高い銘柄が減益な中、NT倍率が高水準を維持ているのが非常に不可思議で何らかの形で是正はされると思うが、それがいつなのか?
NT倍率に関しては非常に弱気で見ていて、日経平均が下がるという事ではなくて、将来的にはTOPIXとの乖離は縮まると想定しています。