NT倍率にもウェイトキャップをかけるべき

12月6日の日経平均は670円高の33,445円と大幅反発。
TOPIXは44.51ポイント高の2,387.20と大幅反発。
売買代金は3兆5298億円と大幅上昇した割には商いは膨らまない1日。
本日は昨晩のNY市場がいつもながらの高安まちまちだったので寄り付きこそ150円高で寄り付いたが寄ってからが週に1回から2回ある強烈な謎買いで 日経平均は一度も押し目すら作らず一本調子で右肩上がり。
今の相場、とにかく日経平均が荒れる。根拠もネタもなく突然上がったり下がったりと。
メジャーSQに絡んだ売買だと思うがSQの度に今日のような予測不能なメチャクチャな値動きをされたら投資家は混乱して、ますます国内の投資家が日本株を敬遠する ような市場になってしまうが東証は全くといっていいほど無頓着。
対策は非常に簡単で
*ファストリのSQ前日の決算や既存点売上発表をやめされる
*NT倍率にもウェイトキャップをかける(株が上がらないと日経平均が上がらない)
メディアが取り上げる株イコール日経平均という謎のバイアスがかかっているが、今年は株価が上がっているように見えるが中身は酷いもので 特にグロース株や中小型株を触っている個人投資家は、日経平均の上げを見て全くもって株が上がっているという実感はないと思いますし、トヨタなどの超大型株を持っている 投資家でさえ大儲けとまではいってないレベルではないでしょうか?トヨタに関しては最高益で上がったといっても月足チャートで見れば2015年の高値から50%ほどしか上昇しておらず とても大幅上昇とまでは言えるレベルではなく、みずほに至っては今だに地の底を這いずり回っているようなチャート形状。
逆にアドバンテストや東京エレクトロンなどNVIDIAの業績とは全く無縁で日経平均寄与度が高い銘柄が大幅減益でも史上最高値を更新して2015年の高値の10倍や20倍になる相場。
NVIDIAの一人勝ちであって小型半導体株ならテーマで買われるのは分かるが大型半導体企業の株価が何倍にもなる様なネタとはとても思えないですが。
この様な現象を起こす最大の要因は日経平均の不自然な寄与度と日経に絡むETFなどの存在が一番大きいのではないでしょうか?
日経先物が先かファストリが先かは鶏と卵の話でよく言われるが、こういった環境がPBR1倍割れの企業を市場の半分を占めるという結果になっているのではないのでしょうか。
PBR1倍割れの割安好業績高配当株発掘よりも、明日SQで上に仕掛ける日経ETF。
東証市場に参加している投資家は10年後の利益なんて見ず、10分後の株価しか考えていないんです。
東証もPBR1倍割れ企業に説明を求めるよりも歪んだ日経平均の見直しに力を入れた方が資金の流れが変わりPBR1倍割是正の近道だと思うのですが。